マンションを長期にわたって良好に維持・管理していくためには、一定の年数の経過ごとに計画的に大規模修繕を行っていくことが重要です。大規模修繕工事は、長期修繕計画に定められた時期(約12年に1度)に行うのが目安ですが、事前に建物や設備について調査・診断を行い、建物や設備の劣化状況を把握して、大規模修繕の要否や実施する修繕工事の内容を判断することが重要です。また、経年劣化を修繕するだけではなく、区分所有者の要望に応じて時代にあった、性能向上工事を併せて実施することが望まれます。マンションの区分所有者から「修繕積立金」を毎月徴収し、大規模修繕費用として積み立てていますが、その修繕費が不足しないように、長期修繕計画を適切に見直し、計画的に実施することが重要です。

大規模修繕の目的とは

大規模修繕とは、計画修繕等のうち、工事内容、工事費、工事期間等が多大となる修繕のことです。大規模修繕の目的は「タイル剥落」「手すり腐食落下」などの事故防止、漏水などの不具合の解消の他、美観や居住性・機能性向上のなどがあげられます。

大規模修繕工事の実施回数

平成25年度マンション総合調査によると、大規模な計画修籍工事の実施回数は、「1回」が『41.0%』、「0回」が『26.5%』、「2回」が『18.7%』となっています。平均は『1.2回』です。

大規模修繕工事の検討のきっかけ

大規模な計画修籍の検討のきっかけについての調査では「管理委託契約に基づき管理会社が行う建物の定期診断結果報告」が『49.5%』と最も多くなっています。

大規模修繕工事実施の検討方法

大規模な計画修繕実施の検討方法についての調査では「理事会とは別に専門委員会等を設け、そこが中心となって検討した」が『50.6%』、 「専門委員会等の組織は作らずに理事会が中心となって検討した」が『41.6%』、「建築士等の専門家に依頼した」が『18.6%』となっています。

大規模な計画修繕の工事内容の決定方法

大規模な計画修籍の工事内容の決定方法についての調査では「建物の各部の劣化状況の調査・診断を実施した」が『50.0%』と最も多くなっています。

実施した大規模な計画修繕工事

実施した大規模な計画修籍工事の内容についての調査では「外壁塗装」が『90.3%』、「鉄部塗装」が『82.9%』、「廊下・バルコニー防水工事」が『81.7%』と多くなっています。

大規模な計画修繕工事実施時の工事費調達方法

大規模な計画修籍工事実施時の工事費調達方法についての調査では「修籍積立金」が『82.8%』 (不明を除くと99.0%)と最も多く、つぎに「借入金(公的金融機関)」が『6.8%』 (不明を除くと8.2%)、「借入金 (民間金融機関)」が『4.5%』 (不明を除くと5.4%) となっています。

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